今回は、レーザーカッターでハーフカットを行いたいと思います。
まずは、いつものように、コーレルドローを使用して、データを作成します。
このままでは、黒い部分をラスター加工した後に、アウトラインの赤い部分をハーフカットもしくは、
切り抜いてしまいます。
ですから、加工したくない場所は下記の写真のように白くしておく必要があります。
加工前の写真です。
NITTO No.500にリケイ紙を貼り付けた物になります。
ファイルの印刷から、UCP画面へデータを送りました。
今回はハーフカットのため、あまりレーザーの熱が伝わらないように素早くカットしました。
加工直後の写真になります。
ハーフカットで一番気を付けなければいけないのは、やはりレーザーの出力調整だと思います。
パワーが強すぎれば、切断してしまいますし、弱すぎるとハーフカットすら出来ないこともあります。
ユニバーサルレーザーのプリンタドライバには、素材データベースという素材ごとのカテゴリー
リスト(下記の写真)があり、あらかじめ素材に近いであろうと思われるものの中から、条件出し
を行うことが可能です。
今回も素材データベースの中から選択して、条件出しを行いましたので、それほど時間をかけずに、
一番最適な条件を見つけることができました。
レーザー加工の条件出しは、加工の経験でも身に付いていくものだと思いますが、弊社の講習の
中でもしっかりとトレーニングできますので、導入が初めてで心配というお客様もご安心ください。
いつものように、今回の加工条件を記載いたしますので、参考にして見てください。
VLS2.30-25W 1.5インチレンズ・エアー無し・集塵機有り
ベクター加工:Power :80%、 Speed :100%、 PPI: 1000、 DPI: 5
加工時間:31秒