表面が緑色(ビデオでは黒色に見えますが・・・)にアルマイト処理されたアルミ板を使用して金属のデモ加工を行いました。アルミ板のサイズは、5cm×9cm、加工するデータは4.5cm×4.5cmの画像データを使用します。
加工するデータが画像で細かい処理が必要なので、スポット径が一番小さく金属加工に最適なHPDFOレンズを使用します。また、加工表面に軽くエアーをあてて塵を取り除きながら加工を行いました。金属マーキングの場合は特別大きな集塵機は必要ありませんが、今回は純正の集塵機を使用しています。
加工機の設定は、画像の場合は密度を一番高くして加工します。(DPI=1,000)これにより通常の文字データの加工と比べ、加工時間は長くなりますが、細かい部分までしっかりとマーキングされ綺麗な仕上がりになります。(DPI=500の場合、加工時間は約半分になりますがヘッドの動く回数も約半分となり、画像は粗くなります)
金属加工の場合、加工の深みを施す彫刻や切断加工はできませんが、マーキングであれば高級感のある綺麗な仕上がりが期待できます。
アルマイト材には様々な色がありますし、市販のMMC(メタルマーキングコンパウンド)を使用して金属表面に焼つけるような塗装加工を施すことも可能です。また、アルマイト処理のない金属でもHPDFOレンズを使用すると変色させることが可能です。
弊社のレーザー加工機による金属へのマーキングは、結婚式などのメモリアルグッズの製作や、工業用の銘版やバーコードのマーキングまで様々な場面で利用されています。
再生時間:5分13秒