レーザー光は人工的に作られた光で、太陽光や電球のような光とは性質が全く異なります。
電球の光は遠くになればなるほど光の強さが弱まるのですが、レーザーの光は遠くまで届く極めて指向性に優れた光です。
医療分野・科学分野・家電分野・工業分野など様々な分野で活用されています。
レーザー光はもともと温度を持っているわけではありません。ですので、一定の温度を持っている“はんだごて”や“ガス溶接”などの熱源とは違います。
レーザー光で材料が発熱するメカニズムは電子レンジで食べ物を温める機構に似ています。
レーザー光が当てられた材料は光を吸収して原子・分子レベルで振動します。ほとんどの材料はこの振動によって発熱し、溶解していくのです。
したがって、レーザー光による材料の発熱は加工する材料によって異なります。
材料の溶解温度の例
木材:400〜470°(木材の種類によって異なります)
紙:450°
アクリル板:400°
ゴム:350°
現代で一般的に使用されている範囲では曲がりません。
レーザーは光ですので何か物体に反射するような外部からの力が加わらない限り、曲がらずに直進していきます。
レーザーには様々な種類があり、その分類方法も様々です。
一般的にはレーザーを発振させる媒体の種類によって分類され、気体レーザー、固体レーザー、液体レーザーと大分類され、その用途は目的によって異なります。
よく知られているYAGレーザーはYAG結晶体を用いた固体レーザーでマーキングや溶接などの用途で多く用いられています。また、皆さんがよく目にするレーザーポインタやDVDなどに用いられているレーザーは半導体を媒体としている固体レーザーです。
弊社のレーザーはCO2を媒体とする気体レーザーで、媒体はCO2(炭酸ガス)を用いたレーザーです。
切断や穴あけなどの用途でよく用いられています。
加工する材料によって可否がありますが、マーキング、切断、彫刻の加工を施すことが出来ます。
詳細はこちら
アクリル、木材、金属、皮材、紙、石材、など様々な材料に加工をすることが出来ます。
詳細はこちら
レンズが異なると、焦点距離・焦点深度・スポット径が異なってきます。(下図を参照して下さい)
焦点距離はレンズから材料までの距離を表します。
焦点深度はレーザーの力が集約される上下幅を表します。この範囲内であれば、材料の加工が可能と考えられます。
スポット径はレーザー光が最も集約された箇所の径を表します。
スポット径が小さいということはより細い筆で絵を描いているところをイメージすると理解しやすいかもしれません。
スポット径が小さくなる程微細な加工が行いやすくなりますので、細かいものや画像などの加工にお勧めです。HPDFOレンズでは、レーザー光も集約されていますので、金属へのマーキングも可能になります。
一方、焦点距離が長いほど、レンズから素材への距離が遠くなりますので、加工中に塵や煙が沢山出てレンズを汚すような加工に使用するといいでしょう。 焦点深度も深くなりますので、素材表面が少しデコボコしている場合などにも使いやすいレンズです。焦点距離の短いレンズに比べて、レンズから焦点までの光の角度が少ない為、厚めの素材を加工してもカット面にテーパー(上面と下面の切断差異)が出づらくなるのもポイントです。
レーザー光が照射されると、照射部分が発熱しその熱が周りに伝わることで材料が溶解していきます。
熱の伝導性は材料ごとに異なりますが、軟らかい素材(紙や木材など)は熱の伝導性が高く燃えやすいため、結果的にスポットが大きくなったような仕上がりになります。
紙などに細かい加工を行う場合は、スポット径の小さい1.5インチレンズの使用がお勧めです。
なりません。理論上では、出力が倍の場合では加工速度を倍にすることが可能になります。
しかし、実際の加工ではデータの内容によりキャリッジの実際の移動速度は変化します。例えば、カーブ部分ではキャリッジの速度が設定速度より遅くなります。その為、出力を倍にしても、加工時間は半分にならないことが大半です。
各ソフトウェアの動作確認状況は下記の通りです。
OS:WindowsXP, VISTA(XP推奨です)
COREL DRAW10以降
AUTOCAD LT2002以降
Adobe IllustratorCS以降(一部出力不可を含む)
Adobe PhotoShopCS以降
デジカメで撮影した画像、スキャナで取り込んだ画像など様々な画像データの加工が可能です。また専用の画像ソフトを用いることでより鮮明な画像彫刻を施すことが出来ます。
詳しくは加工事例のページをご覧ください。
弊社のレーザー加工機のメンテナンスはとても簡単です。
加工後にレンズの洗浄が必要ですが、レンズの脱着に道具は必要ありません。
さらにオプション装置の脱着も停め具の取り外しのみで数秒で出来ます。
加工する材料や目的によって異なります。
例えばアクリル切断・彫刻の場合はレーザー彫刻時に発生する粉塵とアクリル独特の臭気を除去する、レーザー加工用消臭集塵機と切断時の材料の燃焼を防止するエアーコンプレッサー等が必要となります。
また加工機の種類によっては変圧器も必要となります。詳しくは、購入ガイドのページをご覧ください。
ユニバーサル社のレーザーはJIS『レーザー製品の放射安全基準C6802クラス1レーザー装置』に該当し、最も安全なレーザー装置に分類されております。
使用者が開閉可能な開口部は安全性のためインターロック式となっており、閉口部が開いている間にCO2レーザー光線が照射されることはありません。
これにより人体が直接レーザーに晒される危険がありません。
小型レーザー加工機のパイオニアであるユニバーサル社は長年の経験からレーザーに関するノウハウをベースに厚いサポート体制を築いています。
詳細はこちら
加工機の機種、搭載する発振器のワット数、周辺機器の有無、または事前のレンタルの有無によって価格が異なります。
詳細はお問合せ下さい。
加工機は受注生産体制をとっていますので、生産状況によって変化します。
大抵一ヶ月強の納期がかかりますが、詳細の納期を確認されたい場合はお問合せ下さい。
レンタルは14日間(2週間)から可能です。その後2週間毎の延長も可能です。
最大の期間は特に設定しておりませんので、長期レンタルをご希望の場合は弊社までお問合せください。
「リース」:ここでは「ファイナンス・リース」をいい、「ノン・キャンセラブル」 (※1)、「フルペイアウト」(※2)という2つの要件を満たす契約のことをいいます。
※1ノン・キャンセラブル:中途解約不能の意味
※2フルペイアウト:レーザー加工機の購入価額および取得に伴う付随費用の概ね 全額を、リース料によって支払うこと。
よってファイナンスリースとは、ユーザーから見るとレーザー加工機を購入した場合とほぼ同額かそれ以上の金額を支払う必要があります。
「レンタル」:一般的な意味での賃貸借契約です。弊社のレーザー加工機をユーザー
が一定期間賃借するしくみのことで、決まった期間分の代金を先払いすることで、一定期間だけ使用することができるサービスです。
メーカー保証が1年ついています。その後も延長が可能です。
VLSシリーズの故障対応はセンドバック方式を採用しております。
配送箱に加工機をいれ、弊社までご配送いただいた上で、弊社にて故障修理をさせていただきます。
通常一週間ほどのお時間をいただきますが、この期間代替機をご利用いただくことも可能です。代替機のご利用をご希望の場合は、事前に弊社までご相談ください。尚、代替機は使用状況によりご希望に添えない場合もございますのでご了承ください。
ご希望のお客様には現地訪問にて修理対応も実施させていただきます。その場合、現地までの旅費等が発生いたします。詳しくは、弊社までお問い合わせください。